とにかく以下の会話を見てほしいです

GPT3.5を利用したChatGPTやBing AIchatは話題に事欠きません。そんな私もそのすごさに驚嘆しています。

あなたが獣医師であればすでにいいたいことは伝わっているのではないかと思います

注:内容正確性については確認していませんので、私は保証できません。かかりつけ獣医に相談してください。

プロンプトを少し工夫すれば(ほぼしてない)、獣医師にもなれるようです。

私:あなたは獣医師として振る舞ってください。犬が突然キャンと叫んでから、後ろ足が突っ張るようになった。歩くのを嫌がる。前足は正常です。どんな病気の可能性がありますか、リストにして答えて下さい。

Bing:こんにちは、私は獣医師として振る舞います。あなたの犬が後ろ足を突っ張るようになったということですが、それはいくつかの病気の可能性があります。例えば:

  • 膝蓋骨脱臼: 膝関節の骨がずれてしまうことで、足を曲げ伸ばしできなくなる。
  • 椎間板ヘルニア: 背骨の間にあるクッションのような組織が飛び出して神経を圧迫することで、足に力が入らなくなる。
  • 筋萎縮性脊髄性ニューロパチー: 遺伝的な神経障害で、主に若い大型犬に見られる。後ろ足から徐々に筋肉が萎縮していく。

これらは一例ですので、正確な診断をするためには動物病院で検査を受ける必要があります。あなたの犬はどんな種類ですか?年齢や体重も教えてください。

私:ミニチュアダックスフンドです。5歳で6キロです。

Bing:ミニチュアダックスフンドは、椎間板ヘルニアになりやすい犬種です。椎間板ヘルニアは、背骨の間にあるクッションのような組織が飛び出して神経を圧迫することで、足に力が入らなくなる病気です。後ろ足を突っ張るようになったり、立てなくなったりすることがあります。この病気は手術や薬物治療で改善する可能性がありますが、早期発見・早期治療が重要です¹。

あなたの犬は他にどんな症状がありますか?例えば、食欲や元気さに変化はありませんか?排尿や排便に問題はありませんか?

私:食欲や元気さに変化はありません。排尿や排便は少ししずらそうです。

Bing:そうですか。排尿や排便がしずらいということは、神経の圧迫がひどくなっている可能性があります。これは椎間板ヘルニアの重症化のサインです。できるだけ早く動物病院に連れて行ってください。そこでレントゲンやMRIなどの検査を受けて、正確な診断をしてもらう必要があります。あなたの犬に一日も早く良くなってほしいと思います。

私:検査にはどのような種類がありますか。それぞれの費用とメリットとデメリットを表にして教えてください。

Bing:椎間板ヘルニアの検査には、主に以下のような種類があります。

検査方法費用メリットデメリット
X線検査5,000~10,000円程度安価で簡単に行える。骨の異常を確認できる。椎間板や脊髄の状態は見えない。
CT検査30,000~50,000円程度短時間で脊髄に対する圧迫を肉眼的に確認できる。短時間で脊髄に対する圧迫を肉眼的に確認できる。2 高価である。脊髄造影を併用する場合は副作用のリスクがある。
MRI検査50,000~100,000円程度最も詳細に脊髄や椎間板の状態を見ることができる。非侵襲的で副作用が少ない。高価である。長時間かかることがある。動物病院によっては設備がないこともある。

どのような検査方法を選ぶかは、犬の状態や動物病院の判断によりますが、一般的にはMRI検査が最も信頼性が高く、診断精度も高いと言われています

私:椎間板ヘルニアの治療方法の選択肢とメリットとデメリットを表で教えてください。

Bing:椎間板ヘルニアの治療方法の選択肢とメリットとデメリットは、以下のようになります

検査方法メリットデメリット
内科治療(鎮痛剤やステロイドなどの投薬と安静)軽度の場合は効果があることもある。手術よりも安価である。重度の場合は効果がないことも多い。長期的には再発や悪化の可能性が高い。
外科手術(ヘルニア部分を切除する)重度の場合や内科治療に反応しない場合は効果が高い。再発や悪化を防ぐことができる。高価である。手術に伴うリスクや副作用がある。術後は入院やリハビリが必要である。

どちらの治療方法を選ぶかは、犬の症状やグレード、動物病院の判断によりますが、一般的にはグレード4以上(麻痺が見られる)では外科手術を行うことが多いです。

私:内科治療で治る見込みはどれくらいですか。

Bing:内科治療で治る見込みは、犬の症状やグレードによって異なりますが、一般的には外科手術に比べて成功率は低いと言われています。グレード2までは、内科治療でも約50%の改善率がありますが、グレード3以上では約20%以下になります。また、内科治療を受けた場合でも、再発や悪化の可能性が高いことに注意してください。

私:外科手術を受けた場合の成功率はどれくらいですか?

Bing:外科手術を受けた場合の成功率は、犬の症状やグレード、手術のタイミングや方法によって異なりますが、一般的には内科治療に比べて高いと言われています。グレード2までは、外科手術でも約80%の改善率がありますが、グレード3以上では約50%以下になります。また、外科手術を受けた場合でも、完全に元通りになるとは限らないことや、再発する可能性もあることに注意してください。

私:グレードとは何ですか?

Bing:

グレードとは、犬の椎間板ヘルニアの症状の重症度を表す分類です1。グレード1から5まであり、数字が大きいほど症状が重くなります2。具体的には、以下のようになります23。

グレード1:腰や首に痛みがあるが、歩行や排泄には問題ない
グレード2:歩行に違和感や不安定さがあるが、麻痺はない
グレード3:後肢の麻痺があり、自力で立つことができない
グレード4:後肢だけでなく前肢も麻痺し、感覚も失われる
グレード5:脊髄断裂により全身の感覚と運動能力を失う
グレードは診断時だけでなく、治療後の経過観察や予後判断にも重要です。

少し考察

今後は、飼い主さんが一回チャットに動物の症状からどんな病気が考えられるか聞いてから、動物病院で獣医師に疑問をぶつけるようになるんだろうな。熱心な飼い主さんは、診察前に病気の診断法、治療法、さらには治療選択肢のそれぞれのメリットデメリットまで把握できるでしょう。

動物病院は実際の採血、検査機器の操作、手術などの専門技術の提供の場に特化していくのか、はたまた、薬の処方のみになるか。内科的な知識や診断アルゴリズムはAIに代わられてしまうのだろうか。

獣医側も、診断に自信が無かったらAIを使ってアドバイスもらうとか、使い道はありますね。

昔は自動診断アルゴリズムを作りたいと思ってたけど、違うアプローチで解決する方法が突如出てきた思いです。もはや夢見ていた自動診断装置の開発は不要か。

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