前回の続きです。今回は、骨の欠損部をチタンプレートで補填するモデルを設計したいと思います。
注意:この取組は思考実験であり、実際の臨床では使用していません。
ネジをとめるためのプレートが厚すぎますね。。。
今回のモデルでは、骨の欠損部分をチタンで埋めたいと思います。他は前回と同じテクニックです。断面を埋めるために、ロフトという機能を使います。ロフトは、2つの面をつないで穴埋めする機能です。骨の断面をそのままこの機能でつなげられればいいのですが、できないです。断面と同じ面を作成して、その面をロフトでつなぎます。
断面を選択して、下のビュー正面を押してください。
すると、断面が正面になりました。上腕骨の上部を非表示にすると見やすいです。ここで、サーフェスタブの下のスケッチを作成を押します。
フィット点スプラインで、断面をなぞってクリックしていきます。スケッチを終了を押します。
パッチで、穴埋めします。これを上腕骨上部と下部の2つの断面でそれぞれ実施します。
2つの断面ができました。
ソリッドタブの下の、ロフトを押します。
2面を選択すると、以下のようになります。OKを押します。
すると、骨欠損部を埋めるチタンモデルができました。
外側観。
頭側観。
あとは、ネジをつけるためのプレートを4つつけて、骨とブーリアン演算を実施。穴をあけて、プレートと骨欠損モデルを結合します。以前の記事でやり方を書きましたので、そのテクニックを使えばできます。