謎のエラーに悩まされつつも、成功にたどり着きました。その失敗談を共有します。同じ境遇の人の参考になれば幸いです。長々と試行錯誤の順番を記載します。結論は最後にまとめています。

MacbookAirは気に入っています。当初、次世代のスピードを持ったSSDを搭載したこのパソコンは最高の代物でした。しかし購入から8年ほどが経ち、128GBの容量は謎の「その他」に押しつぶされ、いつも容量不足におびえながら操作するようになってしまいました。どんなことをしてもその他は消せませんでした。一番困るのは、OSのアップデートです。たかがアップデートに空容量が必要すぎはしませんか。大事なファイルも消しながら騙し騙しバージョンアップしてきましたが、最近のアップデートに10GBくらいの容量がないとダメと言われ、泣く泣く古いバージョンのままにしていました。セキュリティ上良くないと思い、新しいmacを購入することを検討していました。

色々調べているうちに、MacBookAirの特殊なSSDの形状に合わせることのできるアダプターの存在を知りました。アダプターが1200円程度、SSD500GBが7000円程度なので1万円以下で交換できるのが分かり、今のMacの延命をすることに決めました。いや待てよ、もう容量不足で悩みたくない。1TBにしよう。6000円上乗せして13000円のSSDにしました。

1 バックアップをとる

SDカードにTimeMachineでバックアップを取りました。Macはほぼ128GBいっぱいなはずなのにバックアップの容量が38GBくらいしかとられていないことに不安を覚える。(大丈夫でした)

2 オペ器具を揃える

  • M2 SATA SSD type 2280
  • アダプター
  • ★ドライバー、*ドライバー

必要なSSDは、M2スティック型のtype 2280です。SATA接続を選択します。NVMeは使えないそうです。アフィリエイトをしたくないのでAmazonリンク貼りません。参考に購入した商品名だけ記載しておきます。

(使用した商品)シリコンパワー SSD M.2 1TB 2280 SATA

アダプター

(使用した商品)M.2 NGFF 2280 SATA SSD → APPLE 2012 Macbook air A1466 A1465 MD223 MD224 MD231 MD232 64G 128G 256G SSD 変換アダプター

★ドライバーは外側のカバーを外すのに使います。1.2mmのものを使います。

*ドライバーはSSDを止めてあるネジに使います。4mmのを使いました。3mmって書いてあるサイトあったけど、空回りした。

(使用した商品)VANBOKEE 精密ドライバーセット104種ビット

3 オペの実施

  1. 裏側のネジを★ドライバーではずし、カバーを外す。
  2. 電源のコネクターを抜く。地面と平行方向かつ、電池パックの方向にソケットを抜く。最初垂直方向に抜こうと思って力をかけたが抜けなかった。もう少しで壊してしまうところだった。
  3. *ドライバーでSSDを押さえているネジを外す。
  4. SSDをこれまた地面と平行方向に抜く。平行です。
  5. アダプターをSSDのコネクターにさす。
  6. SSDをアダプターにさす。
  7. *ドライバーでSSDを押さえるネジを取り付ける
  8. 電源のコネクターをもとに戻す
  9. ★ドライバーを使ってカバーを取り付ける

4 再循環・蘇生

電源を入れて、SDカードからバックアップを読み込ませて復活です!とは、簡単にはいきませんでした。失敗の連続です。これから、長い闘いが始まりました。

色々なサイトによると、

電源をいれて⌘ command + R → ディスクユーティリティ → SSDを選択し消去(フォーマットと同じ意味) → Time machine バックアップから復元

で簡単にできるらしいのです。

まず、電源をいれて⌘ command + Rを押すとWifiのネットワークを選択する画面が出てきます。ネットワークを選択して5分ほど待つと、OS X ユーティリティが出てきました。 

Time Machineを選択して、SDカードを選択します。その後、SSDを選択しようとしても、SSDが表示されない。あれひょっとして相性悪いSSDを買ってしまったのか、、いやSSDのフォーマットをするのを忘れていた。冷や汗。

フォーマットをしてから気を取り直して、バックアップ。数秒後に、エラーが起こりました。再起動させてくださいの文字が。。いいでしょう。再起動するとまた、wifiの選択画面へ。また5分。

再度バックアップを試みます。またエラーで再起動してくださいと出た。フォーマットがうまくいかなかったのかと思い再度フォーマット。再度バックアップ。繰り返し。失敗です。

こうなったら、OSを再インストールしてからtime machineで復活させよう。OS Xを再インストールを選択。Wifiのネットワークをまた聞かれる。さっき入れたじゃないですか。それに加えなんでOS Xなのか。Catalinaだったのに。引っかかったけど、選択肢はない。2時間くらいまたされる。

やっとインストールできた。かなり懐かしいOSXの画面。昔はかっこよかったデザインも今となってはダサく感じるなとか思いでに浸りながらtimemachineを選択。あれ、表示されない。。困ったぞ。ひょっとしたらOSのバージョンが合っていないのがいけないのかもしれない。Catalinaにアップデートしてみよう。調べると、OSXからいきなりCatalinaにアップデートできないとのこと。。Sierraを踏んでからCatalinaにする必要がある。sierraにするぞとapp storeに入るが、サインインできない。確かにあっているパスワードを入力するも、携帯に送られてきたコードをパスワードの後に入力してくださいと促される。一旦、パスワードを入力しEnter。エラー。コードを入力。エラー。これ、1つのパスワード欄に、パスワード+コードを連続で記入するのかもしれないと思い、やってみる。できた。これは分かりずらい。例を付けないと日本語だけだと絶対にわからない。とにかくOSのダウンロードはできた。sierraにアップデート、catalinaにアップデートそれぞれ2時間くらいかかった。計4時間。

Catalinaの画面に入り、Time machineに入っても、過去のデスクトップ画面が表示されない。バックアップがないことになっている。ひょっとしてまたユーティリティからやり直さないといけないかもしれないと思い、⌘ command + Rでtimemachineからバックアップを選択。このユーティリティの画面もCatalinaっぽいデザインになっていることに気が付く。ん?今度は、バックアップは開始できた!ほっと一安心。7時間待つ。

次の日、起動しようとしても起動しない。またユーティリティの画面がでてきてしまう。バックアップ中にエラーが起こったかなと考え、再度バックアップから復元。7時間待つ。

やはり、起動しない。うーん、もう無理。失敗です。電源長押しの後、command + Rでユーティリティを起動させる。バックアップは諦めて、OSの再インストールを実施。今までのデータとはおさらばです。2時間待つ。

起動。起動画面を待っていると、、なんと見慣れたデスクトップ画像とフォルダ名たちが!!!バックアップから勝手に復活しました!スピードはそんなに変わらないけど、容量が1TBになりました。もう容量不足に悩まなくていい。。嬉しい。

そうだ容量が少なくてできなかったOSのアップデートをしよう。Big Surとかいう新しいOSも出ていることだし、それにしよう。ダウンロードしようとすると、バージョンにあったものが見つかりません的な画面が。調べてみると、2012のmacにはbig surは提供されないとのこと。。なんてこったい。

まとめ

うまくいったSSDの交換手順

  • バックアップする
  • SSDを交換する
  • 起動時にcommand + Rを押し、ユーティリティでSSDのフォーマット
  • ユーティリティでOSの再インストール
  • 普通に起動し、apple storeに小難しい方法でログイン(パスワード+コードを1つのテキストボックスに入力)
  • OSをダウンロードして、バックアップ時のOSまでアップデート
  • 起動時にcommand + Rを押し、ユーティリティでtime machineからバックアップを実施
  • 起動時にcommand + Rを押し、ユーティリティでOSの再インストールを実施

ユーティリティにもバージョンがあるってことは、macbookair自体にSSDとは違うメモリーを持っていて、そこに簡単なシステムが入っているということでしょうか。windowsのBIOS的な?

大事なことをもう一つ、

MacBookAir mid2012はBig surにアップデートできません。

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